収納よりも、まず服を減らすことがスッキリしたクローゼットを実現する近道。
どうしても服が減らないとお悩みの方へ、200着あった服を8割以上減らしたミニマリストの私が実践するコツをまとめました。
手放すと同時に余計なモノを買わない姿勢も重要です。
理想のワードローブを考える

部屋の片付けのコツと同じように、「こんなワードローブにしたい!」という目標があるとクローゼットの整理がスムーズに進みます。
- ウィッシュリストを作成する(具体的にイメージ出来る場合はブランドまで指定)
- 雑誌やインスタでお気に入りのコーディネートを集める
- こうなりたい憧れの人が着ていそうな服をイメージする
- 自分の好きなスタイルを知る(カジュアル、フェミニンなど)
- 自分に似合う服を知る(人から褒められた服、プロによる診断など)
自分で決めた目標に合わない服は、どんどん手放していきましょう。
ライフスタイルや年代によって理想は変わっていくと思うので、毎年見直して目標を再設定するのがオススメ。
“すぐに揃えたいモノ”と“数年後までに揃えたいモノ”で、ウィッシュリストを分けても良いと思います。
▼ 予算の上限なしで選んだ妄想ワードローブ
服を選ぶ前に靴を決める

個人的にライフスタイルの影響を最も受けやすいファッションアイテムは靴だと考えています。
会社員ならきちんと見える革靴やパンプス、子育て中や年齢を重ねたら動きやすいスニーカーやフラットシューズなど、必要な靴は同じ人でもその時々で異なります。
その為、靴に合わせて服や小物を選ぶことで、今の自分に最適なアイテムがスムーズに揃い、余計なモノを買ってしまう無駄が防げるのです。
私の場合、スニーカーとフラットパンプスを愛用しており、パンツスタイル中心なのでストッキングやタイツは不要になりました。
テーマカラーを決める

よくファッションのプロが「コーディネートに使う色を3色に絞るとおしゃれに見える」と仰っていますが、これは服が少ないミニマリストにピッタリの法則だと思います。
ミニマルワードローブでたくさんの色を使うことは難易度が高いので、ワードローブ全体のテーマカラーを決め、それ以外の色はなるべく減らしていきましょう。
私のオススメは、モノトーンをベースにベーシックカラーでまとめること。
どの色を組み合わせても統一感があって浮きにくいので、洗練されたワードローブを目指している方、おしゃれに苦手意識がある方はぜひ取り入れてみて下さい。

色や柄が好きな方は、自分の好きなように楽しんでOK!
管理できる服の上限を知る

ずっと着ていない服や存在さえ忘れているような服がある場合は、持っている服の数が自分のキャパシティを超えているということです。
着ている服の数=自分が管理出来る数。クローゼットにある服は全部着ている、という状態になるまで服を減らしましょう。
自分のキャパシティが分かったら、ハンガーの本数を制限する、収納ケースに入る分しか持たないなど、服が一定以上増えないように工夫すると良いと思います。

私がきちんと管理出来る服の上限は約30着でした
\ 愛用中の名品ハンガー /
必ず着る服以外は全捨て

必ず着る服以外は、無くても困らない服=今の自分には必要ない服だと私は考えています。
「いつか着るかも」と取っておいても、私の経験上、結局着ないままデザインも品質も古くなっていくだけです。
それに自分の好みや体型、ライフスタイルがずっと現状のままだとは限りません。
今着ないなら潔く手放して、もし本当に必要になったら同じようなモノをまた買い直せば良いと思います。
▼ なるべく捨てない手放し方を選ぼう
\ 箱に詰めて送るだけ /
面倒でも全部着て確認する

服を整理する時は、過去に似合っていた服も含め、お店で試着するイメージで全部着てみましょう。
色や柄との相性は平面のままでも判断出来ますが、サイズ感やシルエットなど実際に着ないと合っているかどうか分からないこともあります。
着ていて窮屈だったり、違和感があったり、気分が上がらない場合は、今の自分にフィットしていない証拠。
服は消耗品&流行があるナマモノなので、自分の中で旬が過ぎてしまった服=賞美期限が切れた服だと思って潔く手放しましょう。
▼ 賞美期限を考慮すると服は少数精鋭になる

もう一度お店で服を選ぶように確認しよう
\ プロに骨格診断や顔タイプ診断して貰うのも◎ /
捨てるか迷ったら着て外出する

服を手放すかどうか迷った時は、一度それを着て外出してみましょう。
街のショーウィンドウに映る自分の姿を見て落ち込む、この格好で知り合いに偶然会いたくないなど、ネガティブな気分になった場合は帰宅後に即手放すのがオススメ。
逆に着ていて「思ったより良いかも!」とポジティブな気分になった場合は、これから着る予定があるなら残せば良いと思います。
なるべく買う前に手放す

もはや“1着買ったら1着手放す”はミニマリスト界の常識とも言えますが、私は買った後ではなく、なるべく買う前に手放すようにしています。
買った後だと覚悟が揺らいで服を手放さない可能性がありますが、買う前ならその心配も無く、今持っている服を手放してまで本当に欲しいかどうか冷静に考えられるからです。
意志の弱い人や買い物が好きな人ほど、買う前に手放す作戦は効果大。
また、ワードローブから手放す服を決める過程で、自分がどんな服を持っているのか再確認出来る為、似たようなモノを買ってしまうなどの無駄買いを防げます。
▼ 手放してまで欲しいのか見極めよう

1着手放してから1着買う
手放すと決めたら元に戻さない

手放すことを決心したなら、ゴミ袋を覗いて「やっぱり取っておこう」とクローゼットへ戻すことはやめましょう。
何故なら、一度でも「いらない」と思った時点であまり必要ない・好きではない服だからです。本当に大切な服の場合、そんなことは恐らく考えません。
どうしても悩んでしまう場合は、もう少しだけ取っておくか、すぐに資源回収へ出したり売ったりして、視覚から消してしまうように工夫すると良いと思います。
クローゼットの定期点検&ついで点検

少数精鋭のワードローブになった後も、今の自分にピッタリな状態をキープする為には、クローゼットの定期点検が欠かせません。
忙しい場合は年4回の衣替えシーズンだけでもOKですが、私のオススメは“月1回のじっくり点検”&日常生活の中で簡単にチェックする“ついで点検”。
服が少ないクローゼットなら、全体をサッと見回すのにあまり時間はかからないので、習慣化してしまうとラクです。
また、部屋の片付けのコツで述べたとおり、まだ服が多い場合はクローゼットから全部出して、自分が何をどれくらい持っているのか確認しながら一気に整理することをオススメします。
服を8割減らすコツまとめ

私はこれらの方法で、200着あった服を25着前後まで減らすことに成功しました。
ミニマルワードローブが実現した今も、定期的にクローゼットを点検し、自分のキャパシティを超える服は“持たない・買わない・増やさない”ように心掛けています。
おしゃれと買い物が大好きな私でも、こうして服を8割以上減らすことが出来たので、きっと誰でも諦めなければ実現出来るはずです。
自分に合った方法で、スッキリ片付いたクローゼットを目指していきましょう。

一緒に理想のワードローブを叶えよう!
▼ 服と一緒に執着を手放す実例