私がバーキンを手放した理由|買って後悔した?庶民にはいらない?

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庶民の私がエルメスのバーキンを手放した理由。

「一生物のバッグを手放すなんて信じられない」とよく言われますが、手に入れる前の私もそう思っていました。

しかし、誰もが認める素晴らしい名品でも、自分にとって価値があるかどうかはまた別の話だったのです。



バーキンはとにかく重い

バーキン 手放す

バーキンの素材は本革なので、当たり前ですが合皮のバッグより重いです。

サイズ別 バーキンの重さ
  • バーキン25:650g前後
  • バーキン30:950g前後
  • バーキン35:1,250g前後

※すべて『トゴ』革の場合

個体差はあるものの、サイズアップするごとに300gずつ重くなると考えていいと思います。

私はバーキン25と30を持っていましたが、30サイズは荷物を入れるとかなり重くて、肩こりに悩まされていました。個人的には、車移動がメインの方向けかなぁと。

店舗で試し持ちした時は「これくらいの重さなら大丈夫!」だと思ったのに、バーキンと出合えた高揚感で実際より軽く感じていたのかもしれません(笑)。

ponpoco
ponpoco

長く使いたいなら重さは重要

バーキンが汚れないか気を遣う

バーキン 角
角スレが心配でした

庶民の私にとって、バーキンを持って歩く=腕に札束をぶら下げているようなもの。

普通に使えばいいのに妙に緊張してしまって、角をぶつけないように、雨に濡れないように、と必要以上に気を遣っていました。自分のバッグなのにお客様扱いしていたのです。

特に夏は日焼け止めで汚れてしまうのが心配で、バーキンを手に取る回数がぐっと減りました。

ponpoco
ponpoco

高いからこそどんどん使うべきでした

▼ 内側の汚れ対策&型崩れ防止にオススメ

バーキンに他人の視線が集中する

バーキン ステッチ フラップ
フラップのステッチは右下がり

バーキンを持っている時、街中ですれ違う人の視線が気になることがありました。中には「あ、バーキンだ!」と声に出したり、指差したりする人も。

まわりが注目しているのはバーキンだけ。バッグが主役で、私はその付き人(?)。バーキンが自分に馴染んでおらず、悪目立ちしてしまっていると感じました。

名前の由来になった女優ジェーン・バーキンのように、さらっと自然体で持てたら最高にカッコイイですが、私には難しかったです。

現在愛用しているヴィンテージケリーを持っている時は、上記のようなことは特にありません。「お似合いですね」と褒められることも多く、しっかり使いこなせている気がします。

ponpoco
ponpoco

自分とバッグが一体化するのが理想

バーキンを使う場所がない

バーキン ステッチ クロア
クロアのステッチは右上がり

目玉が飛び出るほど高価ですが、バーキンはあくまでカジュアルなバッグに分類されます。

フォーマルシーンに相応しいとは言えないし、かといって近所のスーパーへ出かける時に使うのも何だか合わない気がして、結局デパートで買い物する時くらいしか使いませんでした。

人によっては、仕事・学校行事・女子会・デートなどでも使えると思います。

「バーキンを持つと周囲から浮きそう」という環境にいて、それが気になってしまう場合は稼働率が下がりそうです。

ponpoco
ponpoco

私のライフスタイルでは出番が少なかったです

バーキンは意外と使いにくい

バーキン ステッチ 側面
フラップの付け根は革が3枚重ねになっています

バーキンはフラップを開けっ放しにして使う人がほとんどだと思いますが、フラップを閉じて使う場合は留め具の開閉がなかなか面倒です。

25サイズはハンドル部分が短いため、人によっては冬に厚手のアウターを羽織ると、バッグを腕にかけづらい可能性もあります。

個人的には大きいサイズの方がモノを出し入れしやすく、バーキン本来の良さが活きると思うので、重さが気にならなければ30サイズがいいかもしれません。

160cm以下の方には、バランス的に25サイズがオススメです。

ponpoco
ponpoco

大きめの方が“バーキンらしさ”があるかも

バーキンが一生物とは限らない

バーキン ステッチ 背面
3針分の返し縫いがされています

当たり前ですが、どんなに高価で上質なバッグだろうと年月が経てば劣化します。使っていても使っていなくても、です。

エイジングを楽しめるなら問題ありませんが、一生物になるかどうかは結果論なので、期待しすぎない方が良いと思います。

それに自分の好みやライフスタイルが変わって、私のように途中で使わなくなってしまう可能性もゼロではありません。

誰かにとっての一生物が、自分にとっての一生物とは限らないと私は思っています。

ponpoco
ponpoco

「一生使える」と 「一生使いたい」は別物

庶民はバーキンを持つべきではない?

バーキン 念引き
コバの念引きも美しい

よく耳にする「庶民はバーキンを持つべきではない」という反対意見。

反対意見の内容
  • バーキンを持って電車に乗るな
  • バーキンとプチプラ服を合わせるな
  • 一点豪華主義は恥ずかしい
  • 100万のバッグを持つなら、1000万の車に乗って、1億の家に住んでいないと分不相応

これらの声にも一理ありますが、個人的にどこにお金をかけるかは本人の自由だと思っているので、バーキンを持ちたいなら好きに楽しめばいいのではないでしょうか。

都内ではバーキンを持って電車に乗っている人や、ファストファッションの店舗で試着している人をたまに見かけます。

ただ、周囲から浮かずにバーキンを気兼ねなく持てるという意味では、富裕層の方が使えるシーンが多いかもしれません。

ponpoco
ponpoco

自分で稼いだお金をどう使おうと自由だー!

本当のお金持ちはバーキンを買わない?

バーキン 底鋲
底鋲はこんな感じ

バーキンについて検索したら「本当のお金持ちはバーキンを買わない。他人から妬まれて足を引っ張られないようにお金の匂いをさせないものだ」という内容の記事を目にしました。

私が知っている富裕層の皆さんは、普段は倹約につとめていても、自分にとって価値があると判断したモノやコトには迷わずお金を使うタイプばかりです。

そのため、バーキンに価値があると思えば人目を気にせず買うと思います。

お金持ちかどうかに関わらず、バッグが好きな人なら一度はバーキンを手にしてみたいと思うのではないでしょうか。

ponpoco
ponpoco

興味があれば普通に買うと思います

バーキンとケリー使いやすいのはどっち?

ケリーバッグ 持ち方

バーキンを手放して、ケリーに乗り換えた私。より使いやすいのはどちらか簡単に比較しました。

バーキン VS ケリー
  • バーキン:○フラップを開けっ放しにすればモノが出し入れしやすい、△重いうえに斜めがけできない、△カジュアルシーンでしか使えない
  • ケリー:○ショルダーストラップを替えれば斜めがけOK、○フォーマルシーンでも使える、△留め具の開閉が面倒

バーキンとケリーはどちらも異なる良さがありますが、私のライフスタイルにはケリーの方が圧倒的に合っていました

なるべく両手をフリーにしたい私にとって、ショルダーストラップの存在はかなり大きいメリットです。

ただ、ケリーは留め具の開閉が面倒なので、何でもポイポイ入れられるバーキンの方が使いやすいという人もたくさんいらっしゃると思います。

ponpoco
ponpoco

私はケリーが使いやすかったです

▼ ヴィンテージケリーを探すならPURPOSE

バーキンが向いている人、向いていない人

バーキンが向いている人
  • バッグの重さは気にならない
  • キズや型崩れも味わいとして愛せる
  • バーキンに負けないオーラがある
  • バーキンを使うシーンが思い浮かぶ
  • 荷物が多くて何でもポイポイ入れたい
  • いずれ子供に譲れるようなバッグが欲しい
バーキンが向いていない人
  • 重いバッグが苦手
  • 斜めがけできるバッグが好き
  • 汚れが心配で気を遣ってしまう
  • バーキンの迫力に負ける気がする
  • バーキンを使う場所がない
  • フォーマルシーンでも使いたい

2024年2月に改定されたバーキンの定価は、25サイズで約174万、30サイズで約190万だそうです。(トゴ革の場合 / 2024.2.1時点の価格)

私が購入した時より、かなり高くなっていて驚きました。

直営店ではなく、ブランドショップで新古品のバーキンを購入する場合、価格が2倍近くに跳ね上がります。

クオリティーの素晴らしさは間違いないので、あとはそこまでの大金をかけるほど、自分がバーキンに価値を感じるかですね。

ponpoco
ponpoco

世間の評価ではなく「自分が価値を感じるか」が重要

バーキンを手放して学んだこと

世間の評価より自分の満足感が大事

バーキン ミニマリスト

20代の頃からずっと憧れていて、コツコツ貯めた貯金でようやく手に入れた、エルメスのバーキン。

しかし、残念ながら私には上手く使いこなせず、もう2度と買えないかもしれないと頭をよぎったものの、「このまま眠らせておくより、誰かに使ってもらった方がずっといい」と潔く手放しました。

資産性があるとか皆が欲しがっているとか、そういった世間的な評価はあまり意味がなくて、価値ある買い物とは、それを使って自分が本当に満足できるかだと思います。

事前にシミュレーションを重ねても、実際に使ってみるまで分からないこともありますし、自分にとって本当に必要なモノを知るためのヒントを与えてくれたので、あまり後悔はしていません。

最上を経験しておくことは無駄にならない

私はモノでもサービスでも、自分の手が届く範囲の“最上”を一度経験しておきたいと思っています。

最上を知らない「これがいい」と、知ったうえでの「これがいい」では、自分自身の納得感が全然違うからです。

結果として「私にバーキンは必要ない」と分かりましたが、もし経験しなかったら「本当に必要ないのかな?」と完全には納得できなかったと思うので、失敗も無駄ではありませんでした。

ponpoco
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少数精鋭ワードローブが実現したのは失敗のおかげ(?)

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