憧れのICEさんとお会いしました。
長年使い込まれたケリーとバーキンの美しさを目の当たりにして、高いものこそ「もったいないから使えない」としまい込まずに、ガンガン使うべきだと改めて実感。
一生物でも劣化は避けられないから、とことん使い倒すべし!
使い込まれたケリーとバーキン
憧れのブロガー・ICEさんとお会いしました。(実はお会いするのは2回目)
シンプルで上質な服に、ハイブランドの小物をさらっと合わせるスタイルが本当に素敵で、「こんな50代になりたい」とおしゃれのお手本にしている方です。
ICEさんが長年愛用されている、ケリーとバーキンの美しいこと!
使い込まれてくたっと柔らかくなった姿にICEさんとの歴史を感じ、「美しい・・」と思わずため息がこぼれました。
劣化することで残念な印象になってしまうモノも当然ありますが、使えば使うほど美しさに深みが増すモノもある。
ICEさんのケリーとバーキンはまさに後者であり、ご本人がブログの中で仰っていた、
(前略)「一生もの」でも劣化は避けられないから、納得するまで使うことで全うさせる、もしくは不要と思うなら少しでも早く手放してしまうこと。
LIVE MY LIFE BE FREE!より引用
という考え方を体現している存在だな、と思いました。
使い込んだ先にしか味わえない美しさもある
▼ 私もケリーを愛用しています
高いものこそガンガン使え
ICEさんいわく、「モノは使ってなんぼ」。
「高かったからもったいなくて使えない」とブランド品を眠らせているなら、「高かったから使わなければもったいない」という考えにシフトしてみる。
多少のキズや型崩れは、たくさん使った証だと愛おしく思えばいい。
私は読者の方から「雨の日もエルメスを使っていますか?」とよくご質問頂くのですが、小雨なら気にせず使っています。ICEさんも同じだそうです。
「雨に濡れてもすぐに拭けば何とかなるよね~!」と2人で意見が一致。ボックスカーフはともかく、トリヨンクレマンスは意外と丈夫な気がします。※雨の日の使用は自己責任で
たくさん使ったら、雨に濡れたら、確かに劣化するかもしれない。
でも劣化を恐れすぎて使わずにクローゼットの奥にしまい込むのは、何だかもったいないなぁと私は思うのです。使わなくても緩やかに劣化していきますし。
一生物でも劣化する=使わなきゃ損
▼ バーキンを上手く使えずに手放した過去
たくさん使って自分のものにする
ICEさんが最初にケリーと出合ったのは40代になったばかりの頃で、その当時はまだ「バッグに自分が負けている」と思ったそうです。
でも私がお会いした時は、バッグがICEさんにしっくり馴染んでいて、良い意味で一瞬ケリーだと気づきませんでした。
約10年の月日を共に過ごしてきたケリーは、エルメスの高価なバッグではなく、いつの間にか「ICEさんのバッグ」になっていたのです。
どんなモノでもたくさん使い込むことで、やがて自分のものになっていくんだなぁと実感。高いものこそガンガン使うべき理由の一つかもしれません。
また、ICEさんは後悔を残したままこの世を去った方をご存知だそうで、
「元気でいられるうちに、少しでも興味があることはやる」
「稼いだお金は、推し活や欲しいものに使って経済を回す」
「ケリーやバーキンは、重くて持てなくなるまでガンガン使う」
と仰っていました。一つでも後悔の少ない人生を送るために。
大好きなアーティストのライブで全国を飛び回り、推しへの想いを熱く語るICEさんの表情は、とても幸せそうに見えました。
年齢を重ねて体力的に辛くなるまでは、ケリーやバーキンを愛用する予定だそうです。
(前略)一生ものバッグは永久に品質が保証されるものではないですが、持つことで色々学べることはあります(ファッション以外のことも)。
そして、いつかはお別れをするものでもありますが、その最後まで楽しませてくれる存在でもあるのかなと。
LIVE MY LIFE BE FREE!より引用
このICEさんのお言葉にある、「ファッション以外のことも」の部分に色々詰まっている気がします。
私もいつかお別れの日がやって来るまで、今持っているアイテムを大事にたくさん使おうと思いました。
使って使って自分に馴染ませる
▼ ICEさんがお会いした日のことを記事にまとめて下さっています
ケリーを使ったコーディネート
最後に、お会いした日のICEさんのコーディネートをお披露目。
- アウター:MUSE de Deuxieme Classe
- トップス:GALERIE VIE
- ボトムス:upperhights
- ブーツ:Gianvito Rossi
- バッグ:HERMES
ぎゃー!痺れる憧れるぅーー!!
まさに理想の50代コーデ!!!
全身ブラックなのに、それぞれ素材のニュアンスが異なるから地味にならない。
そして、存在感抜群で下手すると悪目立ちしてしまう恐れのあるケリーが、ICEさんの雰囲気とコーディネートにしっくり馴染んでいる。
なんという上級者コーデ、なんという圧倒的おしゃれオーラ・・!
これは「ケリーを持ち慣れている」からこそ辿り着ける境地なのだ、と妙に納得。
おしゃれすぎて思わず連写してしまいました(笑)
恥ずかしながら『Gianvito Rossi』を知らなかったのですが、ケリーに負けないくらい革に艶があり、一目で上質なブーツだと分かりました。もう10年以上履かれているそうです。
こういう「ブランド名ではなく上質さで品格を語るアイテム」をさりげなく身につけている大人になりたいと願うたぬきでした。クワイエットラグジュアリーですな。
おわりに
私が50代になった時、ICEさんのように上質なアイテムをカッコよく、さりげなく、使いこなせる女性になっていたい。それには今から修行を積まなくては。
お気に入りのバッグや小物たちをガンガン使い込んで、自分に馴染ませていきたいと思います。
モノは使ってなんぼ。高くても安くてもそれは同じ。
ICEさん、たくさんの学びをどうもありがとうございました!
高いものこそガンガン使っちゃおう!