40代の元浪費家が「30代で買ってよかった」と思うハイブランドのバッグ&ジュエリーをまとめました。
一生モノになるかどうかは結果論ですが、どれも10年愛せる名品ばかり。
各アイテムにまつわるエピソードや、どんな方にオススメかを綴っています。
買って使って本当に良かったモノを厳選しました
カルティエ クラッシュ リング
購入したきっかけ
年齢を重ねても長く愛用できそうな、存在感のある地金の指輪を探していて、この個性的なデザインに一目惚れ。
シャネルのココクラッシュなど、たくさんの指輪を試着した中で、最も自分にしっくりきたものを選びました。
お気に入りポイント
これ一つで手元がキマるところ。上品だけど、どこかロックな雰囲気が漂うところ。真面目すぎない遊び心を感じます。
私の「将来こうなりたい」と思う姿そのものかもしれません。いつか自分の名刺代わりになったらいいな。
この先10年どう使う?
30代は単品で人差し指や中指につけることが多かったです。
雑誌でアラフィフの女性が地金違いのクラッシュを重ね付けしていて、すごーくカッコ良かったので真似したいなと思っています。
▼ あとからWGも購入しました
サイズ直しができないそうなので、体型が変わらないように気をつけたいです。
一生モノになる可能性は?
指のサイズが変わるか、おしゃれに興味がなくなるまで、使い続けると思います。
シルバーヘアになったら、大ぶりの宝石と合わせて湯婆婆スタイルがしてみたいです(笑)。
こんな方にオススメ!
- 個性的なデザインが好き
- 辛口ファッションが似合う
- 存在感のある地金の指輪が欲しい
- 名刺代わりになる指輪を探している
カルティエ トリニティ イヤリング
購入したきっかけ
流行に左右されないデザインで、ピアスからイヤリングへ加工できるものを探していて出合いました。
本当はトリニティリングを試着するために店舗を訪れたのですが、私には指輪よりイヤリングの方が似合う気がして。
お気に入りポイント
艶々した地金で、つけるだけで顔まわりがパッと華やかになるところ。
WG×YG×PGの3つのカラーが重なっていて、一緒に合わせるバッグの金具や他のアクセサリーの色味を気にしなくていいところ。
私の選んだ大きいサイズは、WGとPGが目立つのでブルベでも使いやすいです。
この先10年どう使う?
地金の輝きで肌のあらを目眩まししてくれるため、40代は更に活躍しそうな予感。
今と同じく、シンプルな無地のブラウスやセーターにさらっと合わせて、引き算の美学を楽しみたいと思います。
一生モノになる可能性は?
少し重さがあるのと、長時間つけていると耳たぶが痛くなるので、年齢を重ねたらストレスに感じるかも。
自分でつけ外しするのが難しくなったら、誰かに譲ります。
こんな方にオススメ!
- 流行に左右されない定番のデザインが好き
- 「可愛い」より「知的で上品」を目指したい
- 手持ちのバッグやアクセサリーの地金がバラバラ
- イヤリングに加工できるものを探している
ヴァンクリ アルハンブラ イヤリング
購入したきっかけ
アルハンブラの1Pネックレスを愛用しており、お揃いでつけたいなと思って購入。
鏡に映る自分の姿を見た時に、1番テンションの上がるアイテムがイヤリングなので投資しました。
お気に入りポイント
可愛らしいモチーフなのに、上質なつくりで大人の女性がつけても甘くなりすぎないところ。
Tシャツやセーターなどのカジュアルな装いにも意外と合わせやすいです。
あと、長時間つけていても耳たぶがあまり痛くならない点も気に入っています。
この先10年どう使う?
1Pネックレスは年齢を重ねるとボリューム的に物足りなくなるかもしれないと感じているのですが、イヤリングはこの先10年も変わらずに愛用できそうです。
40代になった今、大人っぽい漆黒のオニキスを選んで正解だったな、と感じています。
一生モノになる可能性は?
娘がアルハンブラを見て「可愛いー!」とよく言っているので、彼女に譲るまで大事に使う予定です。
こんな方にオススメ!
- 華やかでフェミニンな雰囲気が好き
- 可愛いモチーフが好きだけど甘すぎるのは苦手
- 存在感のあるイヤリングが欲しい
- イヤリングに加工できるものを探している
ヴァンクリ アルハンブラ 10P ネックレス
購入したきっかけ
ずいぶん昔に20Pネックレスをつけているマダムを見かけてから、ずっと憧れていて。
20Pは私には少し長かったので、10Pネックレスと5Pブレスレットを繋げて使おうと思い、値上げ前のタイミングで「今が1番安い!」と清水買いしました。
これ以上値上がりしたらもう買えないだろうな、と思ったことが大きいです。
お気に入りポイント
ネックレス1本でも存在感があって、シンプルな服装が一気に華やかになるところ。
同じシリーズのブレスレットと繋げれば、ロングネックレスとして使えるのも魅力です。
▼ 10Pネックレスを使ったアレンジはこちら
この先10年どう使う?
私の貫禄が増して、50代になる頃にはもっと似合うようになっている予定です(笑)。
30代ではその迫力に自分が負けている気もしましたが、きっと40歳50歳と年齢を重ねる度に、少しずつ馴染んでいくのではないかと思っています。
いつか20Pネックレスも似合うようになるかも?その頃には値上がりしすぎてもう買えないかもしれませんが・・。
一生モノになる可能性は?
あの日見かけたマダムのように、アルハンブラを素敵に使いこなせるようになるまで手放さないつもりです。
留め具を自分でつけ外しするのが難しくなったら、誰かに譲ります。
こんな方にオススメ!
- 華やかでラグジュアリーな雰囲気が好き
- 普段はシンプルな服装が多い
- いろんなアレンジを楽しみたい
- 10年後を見据えたジュエリー選びがしたい
ティファニー ボーンカフ
購入したきっかけ
最初に試着した20代の頃は、その迫力に負けてしまってあまり似合わなかったのですが、30代後半になってだいぶ似合うようになったので購入しました。
お気に入りポイント
腕まわりが寂しくなりがちな夏のコーディネートに、ボリューム感をプラスして全体のバランスを整えてくれるところ。
太いブレスレットはエルメスのケリードッグも好きですが、ズボラーの私には革製よりもシルバー製のボーンカフの方が安心して使えます。
この先10年どう使う?
40代も半袖やノースリに合わせて、カジュアルに使う予定です。
有名なスタイリストさんをはじめ、50代以降も愛用しているおしゃれな先輩方がたくさんいらっしゃるので、デザインやボリューム的には10年後も余裕で使えそう。
一生モノになる可能性は?
年齢を重ねてブレスレットを重たく感じるようになったら、誰かに譲ります。
こんな方にオススメ!
- 半袖やノースリを着ると腕まわりが寂しく感じる
- ボリューム感のあるブレスレットが好き
- どちらかというとカジュアルな服装が多い
- 小さなキズは気にならない
- 普段のお手入れはラクな方がいい
エルメス シェーヌ ダンクル アンシェネ
購入したきっかけ
エルメス沼にどっぷり浸かっていた頃、担当の方に薦められて試着したのがきっかけ。
シェーヌダンクルといえば、留め具のついたタイプが有名ですが、
私にはこちらのバングルの方が似合っていました。
バングル購入後にシルバーの美しさに目覚め、指輪も追加で購入。
お気に入りポイント
「シルバーってこんなにキレイだったっけ?」と驚くほど白く光り輝いていて、上品な服装とも相性抜群なところ。
シルバー素材=カジュアルという概念が覆りました。
ブレスレットは冬になると出番が減ってしまいがちですが、こちらはセーターの上からつけても素敵です。
この先10年どう使う?
30代になってすぐ購入したため、もうすぐ愛用歴10年になります。この先10年使ったら愛用歴20年!
華奢なデザインなので、50代になったらボリューム的に少し物足りないかもしれません。
他のジュエリーと重ねづけして楽しむか、40代のうちにたくさん楽しんで手放すつもりです。
一生モノになる可能性は?
20年後には誰かに譲っていると思います。50代でまだ似合っていたら、一生使い続けるかも。
こんな方にオススメ!
- ロンTやセーターなど長袖を着る時も使いたい
- 華奢なブレスレットが好き
- どちらかというとキレイめな服装が多い
- 単品使いよりレイヤードスタイルが好き
エルメス ケリー28
購入したきっかけ
20代の頃から「いつか持ってみたい」と長年探し続けていました。
30代後半で自分と同い年のヴィンテージケリーと運命的な出合いを果たし、念願叶ってついに購入。
バーキンは重くて手放してしまいましたが、ショルダーストラップのあるケリーなら大丈夫だろうと判断しました。
お気に入りポイント
40年前に作られたバッグとは思えないほど、ボックスカーフが艶々で美しいところ。
細かいキズがあったり、少し型崩れしていたり、完璧な状態ではないところも何だか魅力的に感じます。
この先10年どう使う?
正直今はまだケリーを使いこなせている自信はありませんが、これからたくさん使って50代になった自分にしっくり馴染んでいたら嬉しいです。
気づいたらずっとそばにいる。そんな人生の相棒と呼べるようなバッグになることを願って。
一生モノになる可能性は?
一生使いたいと思っていますが、自分の体力がどうなるか分からないので半々くらいです。
もし重さに耐えられなくなったら、誰かに譲りたいと思います。
こんな方にオススメ!
- 上質な革の艶感がたまらなく好き
- 職人技という言葉に惹かれる
- フォーマルシーンでも使えるバッグを探している
- ショルダーストラップをアレンジして楽しみたい
- バッグ探しの旅を終えたい
▼ 今では中古でもこの価格…!
ヴァレクストラ ミニイジィデ
購入したきっかけ
無駄を削ぎ落としたミニマルなデザインに惹かれ、店頭でこの絶妙なダークグレーを見た瞬間に「これだ!」と即決しました。
今でもあの時の直感は間違っていなかった、と思っています。購入後にだいぶ値上がりしたので、当時の自分を褒めたいです(笑)。
お気に入りポイント
ブランド名ではなく、佇まいの美しさや卓越した職人技で上質感を語っているところ。まさにクワイエットラグジュアリー。
見た目より収納力があり、しかも本革なのに結構軽い。留め具も開閉しやすく、機能性で選ぶならケリーより断然イジィデだと思います。
かっちりしているのにこんなに使いやすいバッグは初めてです。
この先10年どう使う?
30代の頃、最も使用頻度の高いバッグでした。軽くて使いやすいので、きっとこの先10年も大活躍すると思います。
留め具まわりの革が少し傷ついてきましたが、きちんと手入れしながら大事に使いたいです。
一生モノになる可能性は?
革のキズが目立ってくるか、飽きるまで使いたいと思います。
こんな方にオススメ!
- 無駄を削ぎ落としたミニマルなデザインが好き
- 見た目の美しさと機能性を兼ね揃えたバッグが欲しい
- バッグは少しでも軽い方がいい
- クワイエットラグジュアリーが気になっている
- フォーマルシーンでも使えるバッグを探している
▼ もうすぐ60万超え、早めの購入が良さそう
10年愛せるかを基準に選び、1日でも早く買う
私にとってブランド物は「10年使えたら嬉しい、20年使えたら一生モノとほぼ同じ」だと思っていて、まずこの先の10年愛せるかどうかを基準に選ぶようにしています。
今回ご紹介したアイテムたちも、一生モノになるかどうかは正直分かりません。一生使えるような品質でも、自分の飽きが先にやってくる可能性もあります。
50代、60代になったら突然ブランド物に全く興味がなくなったり、ライフスタイルや体型の変化、体力的な問題で使えなくなったりするかもしれません。
「一生モノを買うぞー!」と意気込むより、「今の自分とこの先10年(20年)の自分が楽しめればいいな」と思って手に入れるくらいが気負わずに使えて、私にはちょうどいいです。
▼ 一生モノとして購入したものの、結局手放したバーキン
ハイブランドは年々値上がりし続けているので、本当に欲しいなら一日でも早く買うべし!と思っています。
20代の頃に浪費家だった私は、「ちょっといいなレベルで散財している場合じゃないぞ」と30代で考え直し、なるべく寄り道せずに最短ルートで名品たちを手に入れてきました。
「今の自分には分不相応かな?」と思っても、30代で購入して使い続けていれば、40代、50代になる頃にはだいぶ自分に馴染んでいるはず。
本当に欲しいモノを手に入れて使った時の満足感は、人生をより豊かにしてくれると思います。
迷う理由が値段なら買え、買う理由が値段ならやめておけ。
欲しいものは早く買わなきゃ。死ぬまでの日割りが安くなるじゃん。
高嶋ちさ子さん
ですよ~!
「命短し予算少し」と肝に命じています