老前整理を進めながら、自分らしいシンプルライフを満喫する、60代のシンプリスト母pocohaha。
築37年4LDKの実家(一部リフォーム済み)に、マキシマリスト父と私の兄弟の家族3人で、すっきり快適に暮らしています。
※父と私の兄弟の部屋は、非公開となっておりますm(__)m
玄関
玄関に入ると、庭から持ってきた盆栽がお出迎え。週替わりで季節感を楽しんでいます。

現在下駄箱に入っている母の靴は、冠婚葬祭用を含めて5足。

以前はサンダルやブーツも履いていましたが、脚を痛めてしまった為、最近はスニーカーの出番が多いそうです。
下駄箱の右側には、父と私の兄弟の靴が収納されています。

パンプスを減らして、スニーカーを増やそうかな
リビング
和室の畳を、両親がフローリングにDIYしたリビング。

カーペットは埃が出やすいので、基本的には使っていません。(冬のみアルミシートを敷きます)
リビングの配線は、無印良品のファイルボックスに穴を開けてキャスターを付けた、手作りのケーブルボックスで目隠し。

▼ ケーブルボックスの作り方はこちら
母は家事を減らす為に家中のカーテンを手放しましたが、リビングの障子はとても気に入っているそうで、和室の雰囲気をそのまま残しています。
▼ 廊下の窓はガラスフィルムを使用


モノを減らせば家事も減る。カーペット類はなるべく使いません
▼ カーテンなし生活の徹底検証はこちら
キッチン・ダイニング
約10年前にリフォームしたキッチン。最近テーブルと椅子をコンパクト化したばかり。

以前のダイニングテーブルは、大きくてキッチンが狭く感じた&椅子が重くて掃除の際に動かしにくかったそうです。
現在使っている椅子は、軽量な上に肘をテーブルに引っ掛けて浮かせられるので、掃除がラクラク。

▼ テーブル&椅子の詳細はこちら
リフォームする前は、キッチンの上に食器棚があったのですが、背の低い母には使い勝手が悪く、手を伸ばすと危険なので昇降式の棚に変更しました。

「シニア世代は、家事をもっとラクにする為にも、自分の身の安全の為にも、暮らしをどんどん見直した方がいい」というのが、母の口癖です。

自分の年齢や体力に合わせて、身の回りのモノを更新すると◎
▼ こちらの書籍にキッチンが掲載されています
キッチン収納
キッチンのシンク下には、カトラリーや調理器具が収納されています。

来客用や重たいカトラリーは手放し、必要最低限に近い数だけ残しました。
新築時からずっと使い続けている食器棚の中は、100均のケースで奥にある食器も簡単に取り出せるように工夫されています。

重たい鍋やボウル類は、なるべく重ねずに並べて収納。


飲料品を保管するスペースは、ファイルボックスの蓋
とキャスターを組み合わせて活用しています。


収納が苦手なら、数を減らしてスッキリしましょう
▼ 炊飯器も手放しました
寝室
現在寝室は夫婦別々で、こちらは母の部屋です。(ベッドが2つあるのは、孫が泊まりに来る為)

以前は和室だったので畳の上に布団を敷いていましたが、足腰が弱ってきたこともあり、折り畳み式のベッドに。
掃除しやすく、折り畳めばマットレスをそのまま干せるので快適だそうです。
▼ 母の必須アイテム(肩が凝らない枕)
寝室の押し入れは寝具が取り出しやすいように、襖から扉が左右に大きく開く折れ戸にリフォームしました。

寝具の横は、DIYしたコート&ワンピース用のクローゼットになっています。
▼ 母のワードローブはこちら
ベッドの向かいには、両親が新婚当時から使っているタンスが。

左側に背の高い衣装タンスがあったのですが、災害時に倒れる心配があったので、数ヵ月前に手放しました。
母いわく、「収納家具は少ない方がいい。収納するスペースがあるから、モノが増えるのよ。 まだタンスに入るからいいかなって、必要なモノを選び抜く目が衰える」そうです。

大きくて重い家具は、ほとんど手放しました
▼ 大きいタンスを手放してスッキリ
和室
実家で唯一の和室。嫁入り道具の桐のタンスを手放し、スッキリした空間に。

手前にある欅のローテーブルは、元々祖父母の庭に植えられていた木を加工したものだそう。
左側の押し入れは、上段にパイプハンガーを取り付け、クローゼットにDIY。

湿気対策として、半永久的に使える除湿剤『炭八』を各所に設置。
奥の押し入れは特に何も入っておらず、孫たちの秘密基地となっています。
和室に続く廊下の奥にも小さな押し入れがありますが、換気と採光の為に扉を取り外してシアーカーテンを取り付けました。

普段はカーテンを開けっ放しにして風を通し、来客時はサッと閉めて目隠し。モノが取り出しやすくなり、利便性がアップしたそうです。

和室と廊下の雰囲気がだいぶ明るくなりました
トイレ・バスルーム
脱衣所のタオル&下着収納と、約10年前にリフォームしたトイレ。

タオルはほぼ人数分しか持っていないので、洗濯中はいつもスカスカだそうです。
上段はフェイスタオル(全身を拭く用)、下段はハンドタオルで、バスタオルはありません。
トイレはマットを敷かず、スリッパだけ。汚れたらその都度サッと掃除すればOK。

洗面台はシンプルさを活かして、必要なモノ以外は何も置かないようにしているそう。
コップを逆さまに浮かして収納出来る、100均のコップホルダーが便利です。
バスルームは備え付けの重い風呂蓋を手放し、代替品としてアルミ保温シートを使用中。

耐久性はイマイチですが軽くて扱いやすい為、定期的に新しいモノと交換しながら愛用しているそうです。
ちなみに洗顔料を手放し、現在は無添加せっけんのボディソープで顔も洗っています。

以前は洗髪もこちらでしていましたが、現在は湯シャンとKAMIKAを併用中。

常識に捉われずに、減らしてみると意外と何とかなる
▼ アルミシートのメリット&デメリットを掲載
まとめ

60代は暮らしをどんどん見直して
もっとラクに老後を楽しむ
母は祖父母の家の片付けで随分苦労した経験から、老前整理を始めました。
母の暮らしを間近で見ていると、60代のまだ体力がある内に、大きくて重い家具やストレスを感じるモノを潔く手放して、余計な手間や負担を減らすことが重要だと実感します。
それと同時に本当に必要ではないモノ、すぐにゴミになってしまうようなモノは、とにかく家に入れないこと。
モノの出口を広くするだけではなく、入口を狭くすることが大事だと思います。
モノを持ち過ぎないように気を付けながら、自分の年齢や体力に合わせて、暮らしをアップデートしていけたら素敵ですね。

持ちすぎない暮らしは、自分の為でも子供達の為でもあります

娘の私も、母を見習ってミニマルライフを送っています
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