老前整理を進めながら、自分らしいシンプルライフを満喫する、60代のシンプリスト母pocohaha。
築37年4LDKの実家(一部リフォーム済み)に、マキシマリスト父と私の兄弟の家族3人で、すっきり快適に暮らしています。
※築年数などは2021年時点の情報です。父と私の兄弟の部屋は非公開となっております。
玄関
玄関に入ると、庭から持ってきた盆栽がお出迎え。週替わりで季節感を楽しんでいます。

現在下駄箱に入っている母の靴は、冠婚葬祭用を含めて5足。

以前はサンダルやブーツも履いていましたが、脚を痛めてしまった為、最近はスニーカーの出番が多いそうです。
下駄箱の右側には、父と私の兄弟の靴が収納されています。

健康に繋がる靴は歩きやすさ最優先
リビング
和室の畳を、両親がフローリングにDIYしたリビング。

カーペットは埃が出やすいので、基本的には使っていません。(冬のみアルミ保温シートを敷きます)
奥のスツールの中は収納になっており、お気に入りの本が入っています。

リビングの配線は、無印良品のファイルボックスに穴を開けてキャスターを付けた、手作りのケーブルボックスで目隠し。

▼ ケーブルボックスの作り方はこちら
家事を減らす為に一部のカーテンを手放し、代わりにガラスフィルムを貼っています。


モノを減らせば家事も減る
▼ 母が購入したのは『L041』です
キッチン・ダイニング
リフォーム済みのキッチン。テーブルと椅子をコンパクト化しました。

以前のダイニングテーブルは、大きくてキッチンが狭く感じた&椅子が重くて掃除の際に動かしにくかったそうです。
現在使っている椅子は、軽量なうえに肘をテーブルに引っ掛けて浮かせられるので、掃除がラクラク。

▼ テーブル&椅子の詳細はこちら
リフォームする前は、キッチンの上に吊り戸棚があったのですが、背の低い母には使い勝手が悪く、手を伸ばすと危険なので昇降式の棚に変更しました。

「シニア世代は家事をもっとラクにする為にも、自分の身の安全の為にも、暮らしをどんどん見直した方がいい」というのが、母の口癖です。

年齢や体力に合わせて身の回りのモノを更新
(2024.6追記) ⇒ 現在のキッチンはこんな感じになっています。

和室にあった、欅の天板をダイニングテーブルの上に置きました。

母の実家の庭に生えていた欅の木から作られたもので、「大切な思い出の品こそ日常に溶け込むように使いたい」という思いから、キッチンへ引っ越したそうです。

ここで読書やコーヒーを楽しむひとときが、母にとって大事な時間になっています。
キッチン収納
キッチンのシンク下には、カトラリーや調理器具が収納されています。

来客用や重たいカトラリーは手放し、必要最低限に近い数だけ残しました。
浅い引き出しに収納することで、自分が何をいくつ持っているか一目瞭然に。
▼ 収納方法はシートの上に並べるだけ

結婚当初からずっと使い続けている食器棚の中は、100均のケースで奥にある食器も簡単に取り出せるように工夫されています。

重たい鍋やボウル類は、なるべく重ねずに並べて収納。


飲料品を保管するスペースは、ファイルボックスの蓋
とキャスターを組み合わせて活用しています。


収納を工夫するより数を減らした方がラク
寝室
現在寝室は夫婦別々で、こちらは母の部屋です。(ベッドが2つあるのは、孫が泊まりに来る為)

以前は和室だったので畳の上に布団を敷いていましたが、足腰が弱ってきたこともあり、折り畳み式のベッドに。
掃除しやすく、V字に折り畳めばマットレスをそのまま干せるので快適だそうです。
▼ マットレスはこちら(色違いです)
▼ 肩が凝らない枕
ちなみにシーツは使わず、マットレスの上に敷きパッドを敷いて寝ています。
寝室の押し入れは寝具が取り出しやすいように、襖から扉が左右に大きく開く折れ戸にリフォームしました。

寝具の横は、DIYしたコート&ワンピース用のクローゼットになっています。
▼ 母のワードローブはこちら
ベッドの向かいには長年使っているタンスが。この中に思い出コーナーを設け、アルバムなどを収納しています。

左側に背の高い衣装タンスがあったのですが、災害時に倒れる心配があったので手放しました。
母いわく、「収納家具は少ない方がいい。収納するスペースがあるからモノが増えるのよ。 まだタンスに入るからいいかなって、必要なモノを選び抜く目が衰える」そうです。

大きくて重い家具は、ほぼ手放しました
▼ 大きいタンスを手放してスッキリ
和室
実家で唯一の和室。嫁入り道具の桐のタンスを手放し、スッキリした空間に。

左側の押し入れは、上段にパイプハンガーを取り付け、クローゼットにDIY。
湿気対策として、半永久的に使える除湿剤の炭八を各所に設置。
孫たちの秘密基地にもなっている奥の押し入れには、防災用グッズや備蓄食料が収納されています。

和室に続く廊下の奥にも小さな押し入れがありますが、換気と採光の為に扉を取り外してシアーカーテンを取り付けました。

普段はカーテンを開けっ放しにして風を通し、来客時はサッと閉めて目隠し。モノが取り出しやすくなり、利便性がアップしたそうです。

和室と廊下が明るい雰囲気に
トイレ・バスルーム
脱衣所のタオル&下着収納と、リフォーム済みのトイレ。

タオルはほぼ人数分しか持っていないので、洗濯中はいつもスカスカだそうです。
上段はフェイスタオル(全身を拭く用)、下段はハンドタオルで、バスタオルはありません。
トイレはマットを敷かず、スリッパだけ。汚れたらその都度サッと掃除すればOK。

洗面台はシンプルさを活かして、必要なモノ以外は何も置かないようにしているそう。
コップを逆さまに浮かして収納出来る、100均のコップホルダーが便利です。
バスルームは備え付けの重い風呂蓋を手放し、代替品としてアルミ保温シートを使用中。

耐久性はイマイチですが軽くて扱いやすい為、定期的に新しいモノと交換しながら愛用しているそうです。
▼ 浴室用もあります
ちなみに洗顔料を手放し、現在は無添加せっけんのボディソープで顔も洗っています。

以前は洗髪もこちらでしていましたが、現在はコンディショナー不要のクリームシャンプー・KAMIKAを愛用中です。

常識に捉われずに、減らしてみると意外と何とかなる
まとめ

60代は暮らしをどんどん見直して
もっとラクに老後を楽しむ
母は祖父母の家の片付けでかなり苦労した経験から、老前整理を始めました。
母の暮らしを間近で見ていると、大きくて重い家具やストレスを感じるモノを潔く手放して、60代のまだ体力がある内に余計な手間や負担を減らすことが重要だと実感します。
それと同時に、本当に必要ではないモノ、すぐにゴミになってしまうようなモノはとにかく家に入れないこと。
モノの出口を広くするだけではなく、入口を狭くすることが大事だと思います。
モノを持ち過ぎないように気を付けながら、自分の年齢や体力に合わせて、暮らしをアップデートしていけたら素敵ですね。

持ちすぎない暮らしは、自分の為でも子供達の為でもあります

娘の私も、母を見習ってミニマルライフを送っています
▼ 母のシンプルライフをまとめた本です
▼ 老前整理で手放したモノはこちら
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