タンスを手放して、押入れにコートやワンピースなど着丈の長い服を収納する為に、DIYで中板を取り外しました。
収納家具は、なるべく持たない、増やさない。大きい&重い家具はどんどん手放します。
※中板を外すことで、強度に影響を及ぼす場合もあるかも知れません。ご注意下さい。
地震で倒れる危険性があるタンス
父の部屋にある、白いタンス。私が学生時代に使っていたものです。
中には、母のコート・ワンピース・喪服が。
その下には、母のフォーマルバッグと父のセカンドバッグが置いてあります。
こちらのタンスは高さが約2mあり、全体の重量はもちろんのこと、母が何より一番心配していた点が扉の重さでした。
▼ かなり厚めのしっかりした扉
中にあまり服が入っていない状態だと、地震が起きた時に扉の重さで傾いて倒れてしまう危険性があります。
ずっとこのままにしてはおけないので、押入れの一ヵ所を丈の長い服でも収納出来るようにDIYして、タンスの中身を丸ごと移動させることにしました。
不安を抱えて過ごすより、早く手放してスッキリしたい
押入れの中板を取り外す
既に襖から折れ戸にリフォーム済みの押入れ。中には、父のスーツやシャツが収納されています。
▼ 中身の無い状態
扉とパイプハンガー以外はリフォームしていないので、36年モノです。漆喰の壁がだいぶ汚れていますね(^^;)
中板を裏側から見ると、しっかり取り付けられていることが分かります。
前框・後框・根太は頑丈そうですが、天板はベニヤ板なので、そんなに強度は高くなさそうです。
※中板を再利用する予定は無い為、壊しながらの解体となります。ご注意下さい。
今回は機械のチカラを借りて、スピーディーに終わらせたいと思います!
ベニヤ板に機械で切れ目を入れて、どんどん剥がしていきます。
前框や根太は、父がノコギリでギコギコ切り落としました。
後框や雑巾摺(壁にくっついている部分)は、取り外すと壁を傷付けてしまう恐れがある為、そのまま残すことに。
ここまでの所要時間は、掃除や片付けを含めて約1時間程度。(木材の釘を抜くのが大変でした)
粉塵が舞うのでマスク必須です。怪我しないように手袋を装着すると◎
壁の補修&壁紙を貼る
漆喰の壁が剝がれ落ちている箇所があったので、穴埋めボンドを使って埋めました。
ざっと埋めればOK!(大雑把な母)
▼ 漆喰用もありますが、こちらに似たお手頃価格のボンドを使用
壁紙は、母が100均で購入したレンガ柄に。(糊が要らないタイプ)
9枚分をカットして張り合わせています。壁の表面が凸凹しているので、シワが寄りやすく、貼り方に工夫が必要でした。
この作業中、押入れの底を踏んだら、バキバキ!とイヤ~な音が・・。経年劣化で、ベニヤ板が脆くなっていたようです。
そこで、頑丈な板を上から被せることにしました。
サイズを計測し、折れ戸や柱に当たる部分を予めカットしておきます。
画像を見ると分かるのですが、父が柱の角を木材で擦って傷付けてしまいました(^^;)
心配な方は、クッション材などで柱を事前にカバーしておいた方が良いと思います。
築35年以上の実家。思わぬ部分が経年劣化していてビックリ
放っておくと危険なこともあるから、定期的な見直しが必要ね
押入れビフォー&アフター
合計3時間半(片付け・撮影時間含む)で、ついにクローゼットが完成しました!
残した後框が少し気になりますが、素人にしては結構頑張ったと思います。
▼ 前述の白いタンスの中身を丸ごと移動
元々収納していた父のスーツは、着丈が短いので、他の押入れクローゼットに移動しました。
まだまだ収納出来そうですが、これくらいの量が美しいかな?(あとからダウンもここに収納するそうです)
やれば意外と何でも出来る
タンスは解体して処分
後日、実家に訪れると白いタンスが無くなっていました。
壁に余白が生まれ、父の部屋が広く感じるように。
タンスは、自分達で組み立てたものなので、解体はその時の逆順でやれば、そんなに大変では無かったそうです。
解体した後は、粗大ゴミとして自治体の戸別収集を利用するか、粗大ゴミ受入施設に自分で直接搬入すればOK。
母は直接搬入を選び、手数料は数百円だったとのこと。
※自治体によっては、解体すると粗大ゴミとして引き取って貰えない可能性もあるので、事前に必ずお住まいの自治体にご確認下さい。
ジモティやフリマアプリ、中古ショップの買取を利用しても良いかも
まとめ
「押入れの中板を取り外すなんて、大変そう・・。素人には無理じゃない?」と思っていましたが、やってみれば何とかなるものですね。
以前から実家の押入れクローゼット化計画を推進しており、今回新たにタンスを手放したことで、実家の大きい&重い収納家具は残り僅かとなりました。
自分で運べないような家具は、どんどん手放してスッキリしましょう!
これからも、実家の両親が安心して暮らせる環境を一緒に考えていきたいです。
今秋には、着物の手放し&桐のタンスを更に減らしてDIYする予定です