ケリーを親友に譲りました。使う度に私の気分を上げてくれた憧れのバッグ。
ケリーを所有して得られる喜びはもう充分経験できたので、手放して次の持ち主に繋ぎます。
今度は彼女の隣で活躍することを願って。大切な人に大切なモノを使ってもらえて嬉しいです。
ケリーを手放した理由

先月、親友にケリーを譲りました。
自分と同い年のヴィンテージケリーをずっと探していた彼女。
なかなか条件に合うものが見つからず、以前から「もしタイミングが合えば(私のケリーを)譲って欲しい」と言われていました。
私も「いつか手放す時が来たら彼女に使って欲しい」と思っていましたが、やっと手に入れた憧れのケリーをまだ当分手放すつもりはなく・・。
約2年前に購入してから週2~3回はケリーを使っていましたし、譲るのは早くても50代くらいかな?と漠然と考えていました。

しかし、つい最近彼女に大きな転機が訪れて。譲るなら今なのでは?と頭をよぎったのです。
使う度に私を前向きな気分にしてくれる、大好きなケリー。
バッグを愛する彼女の隣にもしケリーがあったら、きっと私と同じように、毎日ちょっとだけ気分が上がって忙しくても元気が出るのではないかと。
私からの提案に、彼女は「本当にいいの!?」と戸惑いながらも大喜びしてくれました。

自分の決断に自分も驚きました(笑)
ケリーを譲ってよかった

ケリーを受け取ってすぐに、彼女が写真を送ってくれました。背が高くて上品な雰囲気の彼女は、ケリーが本当によく似合う。
夫に「ponpocoより似合ってるね」と言われて(私に失礼やろw)、「でしょ!」と自慢気にうんうん頷いてしまうほど(笑)。
お子さんの入学式でケリーを持つ彼女の笑顔を見て、「あぁ良かった」と嬉しくなりました。

もしかしたら、私の決断を「苦労して手に入れたのに手放すなんて」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
私も少し前までは、ケリーが人生の相棒と呼べるバッグになったらいいなと思っていました。
でも、私が生涯友人でいたいと思う彼女が使ってくれるなら、それも嬉しいな、幸せだな、と思ったのです。
ちなみに、もしケリーに飽きてしまったら好きにして欲しいと彼女に伝えてあります。

手放して後悔は全くありません
モノから良い経験を得て手放す

私の中で「人生は何を経験して何を思うか、どれだけ思い出をつくるか」だと思っています。楽しい思い出も、失敗した経験も、私の人生の一部。
モノから良い経験を得られたなと思った時点で、モノへの執着は薄くなり、特に思い入れがあるもの以外は手放したり、次の誰かに繋げることが多いです。
だから所有している間はたくさん使うようにしています。

今回手放したケリーも日常的に使っていたので、ケリーを所有する&使うことで得られる喜びはもう充分味わえました。
今まで私にたくさんの元気をくれて、いつも幸せな気分にしてくれて、どうもありがとう。
昔バーキンを手放した時は、上手く使いこなせなかった、私には必要なかった、という後ろ向きな理由でしたが、今回はとても清々しい気分です。
憧れていたモノは30代のうちに大体楽しめたので、40代のこれからは新しいことを始めたり(昨年からスポーツに挑戦中)、趣味を楽しんだり、ますます経験に重点をおきたいと思います。
おわりに

この話を記事にするか迷ったのですが、ケリーと検索して当ブログにお越し下さる方も多く、読者の皆様に手放したことをきちんと報告したいと思って書きました。
先日、親友から「ケリーのおかげで気分が明るくなった。他のバッグに目がいかなくなったし、買い物する前にクローゼットを片付けようと思った。ケリーの威力は凄いね」というメッセージをもらって。
たかがバッグ、されどバッグ。モノとの出合いが毎日をちょっとだけ変えたり、人生を豊かにしてくれることもある、と改めて思いました。

今後は彼女の隣で輝いておくれ~!