30代女性ミニマリストのクローゼットを公開。美しくて気分が上がる収納のポイントをまとめました。
キーワードは余白と統一感。理想的なハンガーの本数や、型崩れしにくいニットのかけ方も併せてご紹介します。これを読めば自宅が高級ブティックに変身するかも?
ミニマリストのクローゼット -美しい収納のポイント-
ハンガー収納で適正量をキープする
Tシャツやブラウスをはじめ、セーター類も基本的にハンガー収納しています。
昔は大量のプラスチックケースを使っていましたが、手持ち服の枚数や状態を把握しづらくて、どんどん服が増えてしまい・・。
ハンガーにかけることで手持ち服が「見える化」し、自分が管理できる適正量をキープしやすくなりました。
もっと間隔を詰めれば省スペースになりますが、服1枚1枚にきちんと目を配るには余白=ゆとりが大事だと実感しているので、これくらいが私のベストです。
通気性が良くなって服が長持ちするし、服の出し入れがスムーズで毎日ストレスフリー!
クローゼットはいつも風通しよく
▼ 「もう少し服を減らしたい!」方はぜひご覧下さい
理想的なハンガーの本数を知る
私が調べたところ、理想的なハンガーの本数は「ポールの長さ÷3×0.8」だそう。
これはつまり、ハンガーを3cm間隔でかけて8割収納にすると使い勝手が良い、ということ。
そこから更に半分くらい減らしてハンガーの種類を統一すれば、まるで高級ブティックのような余白たっぷりの美しいクローゼットが実現すると思います。
ダイエットでいうところの「標準体重」と「美容体重」みたいなものかな?
私は美容体重を目指します(?)
着丈やカラー別に並べる
「ハンガーの本数を減らしたのに雑多に見える」という場合は、下記の方法を試してみて下さい。
- 服を着丈順(短い~長い)に並べる
- (着丈順グループの中で)ざっくりカラー別にまとめる
- できればハンガーの種類を統一する
これで視覚的にかなりスッキリした印象になると思います。
服の量が多くても、色や柄にあふれていても、不思議と整っているクローゼットはこの法則で服が並んでいることが多いです。
「着丈やカラー別にすると夏物と冬物が混ざって使いにくい」なら、オフシーズンの服を衣類カバーの中に収納して、シーズン中の服だけ表に出せば使いやすいと思います。
並び方を変えるだけでスッキリ整った印象に
バッグは飾るように収納する
美しいクローゼットを目指すなら、バッグは適当に並べるのではなく「魅せる収納」を意識すると良いと思います。
例えば、バッグを横向きにすると1つのボックスに2つ収納することができますが・・。
何だか魅力が半減してしまうような気がしませんか?
ショップのように正面向きで収納するとバッグが美しく見えるので、スペースを取ると分かっていても、バッグ1つ1つに個室を用意しています。
特にこだわりがない場合は、通気性の良い不織布の収納袋に入れてそのまま置いたり、吊り下げ収納すると省スペースです。
また、型崩れ防止&除湿のため全てのバッグに炭八 スマート小袋を入れています。今のところカビが生えたことはありません。
魅せる収納で自分の気分を上げる
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小物は浅い引き出しに収納する
クローゼットの1番奥に、小物を収納しているスペースがあります。
バッグと同じシリーズの引き出しタイプのボックスを愛用中。後ほど解説しますが、この浅い引き出しが非常に使いやすいのです。
アクセサリー収納の仕切は全て無印良品で、ブレスレットにはアクリルケース、その他のアクセサリーにはベロア内箱仕切を使っています。
何がどこにあるか一目で分かる収納は、機能的で見た目も美しいです。
硫化による黒ずみを防ぐため、シルバー素材はチャック袋に入れて保管。ほんのひと手間で、ほとんど変色しないようになりました。
ハンカチや靴下は立てて収納しています。浅い引き出しだから、全体がパッと見渡せて取り出しやすい。
フェイラーのハンカチが好きでつい増えてしまいますが、「この引き出しに入る分までしか持たない」と決めているので、あふれることはありません。
とメリットだらけです。
一目瞭然の収納は美しくて使いやすい
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ハンガーでも型崩れしにくいニットのかけ方
美しいクローゼットづくりとは趣旨が異なりますが、ハンガー収納の小技をご紹介します。
「ハンガー収納にしたいけど、ニットが型崩れしそうで心配」という方も多いはず。
その場合、下記の図のようにかけるとセーターの肩が伸びてしまうリスクが軽減すると思います。
これは収納だけではなく洗濯時にも使えるテクニックなので、覚えておいて損はありません。
デメリットは、吊り下げバーのあるハンガーしか対応していないこと、シワになりやすい素材だと難しいこと、畳む収納と手間が変わらないことでしょうか。
有名な方法で、私も干す時にたまに使います
ちなみに「パンツをいちいちハンガーにかけるのが面倒くさい」という方は、ベルトループにS字フックなどを引っかけて吊り下げ収納する手もあります。
正直見栄えはあまり良くありませんが、ズボラー仲間の皆さんがよく使っているテクニックで、とにかくラクです。
パンツが重いとベルトループに負荷がかかりやすいため、ちぎれないようにご注意下さい。
見た目の美しさより、利便性優先ならありかも
ミニマリスト夫のクローゼットを公開
最後に夫のクローゼットをチラッとお見せします。
夫は整理整頓が苦手なタイプ。服が少ないので、あまり雑多な印象にならずに済んでいる感じです。
同じように片付けが苦手な人ほど、モノを減らすと管理がラクになると思います。
ずっとプラスチックケースを愛用していましたが、男臭がこもって匂いが移ってしまったため、通気性の良いメッシュ素材の吊り下げ収納に替えました。効果抜群でオススメです!
夫の領域は基本的にノータッチ
美しい収納のポイントまとめ
美しいクローゼットには必ず「余白=ゆとり」があります。
理想的なハンガーの本数を参考にして多すぎる場合は潔く手放してみると、クローゼットの見た目や使い勝手が驚くほど変わるかもしれません。
クローゼットを「自分のための最高のセレクトショップ」にするつもりで、これからも持ち物を厳選しながら整えていきたいと思います。
クローゼットが美しいと毎日の服選びが楽しくなる♪