家族揃ってパタゴニアのバギーズを愛用中。
「お手頃価格なのに見た目も機能性もバギーズそっくり」と噂のユニクロのスイムアクティブショーツを試して比べたところ、パタゴニアのファンが思わず唸る程の名品でした。
180cm男性のサイズ比較着画あり。
ユニクロとパタゴニアの水陸両用ショーツを比較レビュー
デザインを比較

ユニクロのスイムアクティブショーツ(左:ブルー)と、パタゴニアのバギーズロング(右:ブラック)を並べました。
どちらもメッシュインナーが付いた、水陸両用の優秀なショートパンツです。
見た目を比較すると、ウエストゴムの幅は異なりますが、サイドポケットのステッチなど、細部までかなり近いデザインになっています。

ユニクロの商品レビューで「バギーズにそっくり」と言われていることは知っていたものの、正直ここまで似ているとは思いませんでした。
見た目でバギーズと最も違う点は、ポケット部分でしょうか。まずはサイドポケットからチェック。

どちらも斜めに切り込みがあるので、スッと手が入れやすいです。
- スイムアクティブショーツ:メッシュ素材の袋布
- バギーズ:本体に別布を貼り付けた一般的なポケット
スイムアクティブショーツは、メッシュ袋を片側だけ縫い付けた仕様になっており、ポケットの中に入れたモノが干渉しにくく動きやすいというメリットがあります。

一方、バギーズは正面にサイドポケットの縫い目があるので、そこにシワがよって気になってしまう方もいるかも知れません。

バックポケットはどちらもスナップボタンで、スイムアクティブショーツには水切り穴が空いています。

スイムアクティブショーツはスナップボタンが表から見えないタイプ、バギーズは見えるタイプです。
- スイムアクティブショーツ:本体に別布を貼り付けた一般的なポケット
- バギーズ:メッシュ素材の袋布
前述のサイドポケットとは逆で、バックポケットはバギーズがメッシュ袋を上辺だけ縫い付けた仕様になっています。

バックポケットの縫い目が無い為、バギーズは後ろ姿がスマートでカッコイイです。
- 見た目はほとんど同じ
- 大きく異なる点は、ウエストゴムの幅&ポケットの仕様
- スイムアクティブショーツ:バックポケットの縫い目あり、スナップボタンが隠れている
- バギーズ:正面にサイドポケットの縫い目あり、スナップボタンが見える

昨年モデル(2021年)よりも、バギーズに近いデザインになった
素材・着心地を比較

素材はどちらも同じで、表地ナイロン100%・裏地ポリエステル100%です。
至近距離でじっくり見ても、手触りを確認しても、素人の私には違いがよく分かりませんでした。
スイムアクティブショーツは少しテカりがあるので、それが安っぽく感じる方もいるかも知れません。バギーズの方がコットンライクな生地です。

バギーズは強度の高いリサイクルナイロンを使用している為、何年もガンガン履けるタフっぷりですが、スイムアクティブショーツはまだ新しい商品なので、これから検証が必要ですね。
夫が両者の同じサイズを“下着なしで着用”したところ、

大きな違いは無いけど、バギーズの方がゆとりがあって動きやすいし、メッシュインナーの違和感が少なくて快適かな
と、着心地についてはバギーズの方が優れていると感じたそうです。
これはあくまで同じサイズを履き比べた場合の話なので、スイムアクティブショーツをサイズアップすれば解消するかも知れません。

メッシュインナーを比較すると、バギーズは網目が大きく、スイムアクティブショーツは網目が細かいことが分かります。
また、スイムアクティブショーツはインナーがズレないように本体にくっついている為、股に縫い目がありますが、バギーズには縫い目がありません。

下着なしで着用した場合、肌が敏感な方はこの縫い目が気になってしまうかも?
私が“下着ありで着用”したところ、どちらも快適な履き心地でした。
メッシュインナーに違和感がある場合、(水着として着用しないなら)ハサミなどで切り取っても良いかも知れません。
- 素材:どちらも表地ナイロン&裏地ポリエステル
- スイムアクティブショーツは少しテカりがある、バギーズの方がコットンライク
- 着心地:(下着なしで着用するなら)バギーズ
- 耐久性:頑丈さに定評があるバギーズ
- メッシュインナーがズレにくいのはスイムアクティブショーツ

下着ありで着用するなら、どちらも◎
サイズ感を比較

こうして重ねるとウエストは大体同じくらいですが、実際に履いてみるとスイムアクティブショーツの方が何故か小さく感じます。
- 夫:バギーズSサイズ ⇒ スイムアクティブショーツMサイズ
- 私: 〃 XSサイズ ⇒ 〃 Sサイズ
- 子供: 〃 XSサイズ ⇒ 〃 XS~Sサイズ
バギーズはアメリカンサイズの為、スイムアクティブショーツを選ぶ際はバギーズより1サイズ上がオススメです。
ただし、他のユニクロ商品と比べると少し大きめなのでご注意下さい。
▼ 180cm・70kgの夫が着用 ※へそ下3.5cmで履いています

それぞれの公式HPによると、股下はバギーズが約18cm、スイムアクティブショーツが約17cm(Sサイズの場合)なのですが、着画ではあまり差が無いように見えます。
履いた時のシルエットは、どちらも裾広がりで大きな違いはありません。
【スイムアクティブショーツ】

【バギーズロング】

▼ スイムアクティブショーツのSサイズとLサイズを比較

Lサイズだと、Sサイズより更に裾が広がって足捌きが良さそうです。
我が家では中学生の子供がSサイズを、夫がLサイズを購入。夫のジャストサイズはMですが、リラックスして履きたいということでワンサイズ上げました。
- スイムアクティブショーツは、バギーズより1サイズ上がオススメ
- シルエットはバギーズショーツ(5インチ)より、バギーズロング(7インチ)に近い
- 股下の長さ:バギーズロングは全サイズ一律で約18cm、スイムアクティブショーツはサイズによって異なる

バギーズは日本サイズより1サイズ下を選ぼう
機能性を比較

どちらも撥水加工されているので、霧吹きで水をかけてもこのとおり弾きます。(洗濯を繰り返すと弱まっていくかも)
洗濯してから乾くまでの時間が短い為、汗をかく季節はもちろん、旅行やレジャーにピッタリですね。
スイムアクティブショーツはバックポケットにキーループがあり、

バギーズはサイドポケットにキーループがあります。

また水切り穴は、スイムアクティブショーツはバックポケットに、バギーズはサイドポケットに、それぞれ2ヵ所ずつあります。

ウエストを絞るドロストコードの紐先は、パタゴニアの方がスッキリした印象です。
また、機能性で最も違う点がバギーズはポケッタブル仕様だということ!

キーループが付いている、右ポケットの中に本体をぎゅっぎゅっと詰め込めばOK。
ユニクロの公式HPを確認しましたが、残念ながらスイムアクティブショーツはポケッタブル仕様では無さそうです。
とはいえ、普通に小さく丸めればコンパクトになるので、特に問題はありません。
- 撥水加工:どちらもあり
- 速乾性:どちらもあり
- キーループ:どちらもあり
- 水切り穴:どちらもあり
- ポケッタブル仕様:(恐らく)バギーズのみ

機能性はあまり変わらないけど、バギーズの方が一歩上かな
価格を比較

現在バギーズロングは通常価格8,250円(税込)、スイムアクティブショーツは通常価格1,990円(税込)・限定価格になれば1,290円(税込)なので、コスパはスイムアクティブショーツの圧勝です!
個人的にはバギーズ推しですが、価格差を考慮するとスイムアクティブショーツも負けず劣らずの素晴らしい出来だと思います。
家族全員で「さすがユニクロ!」と驚きました。今後もっとカラー展開が増えると嬉しいなぁ。
- コスパ重視なら、スイムアクティブショーツの限定価格が狙い目
- 水陸両用ショーツやメッシュインナー付きが初めての方は、まずスイムアクティブショーツでお試しすると◎

バギーズ大好きだけど、つい浮気しちゃいそうな名品!
着心地ならバギーズ、コスパならスイムアクティブショーツ

ディテールに差はあれど、どちらも甲乙つけがたい“夏の名品ショートパンツ”。
耐久性&着心地重視ならバギーズ、コスパ重視ならスイムアクティブショーツで間違いなし。
昨年初めてスイムアクティブショーツを見た時は、「ちょっと良いかも」と思ったくらいで購入には至りませんでしたが、今年モデルはスルー出来ないくらい、全体的に素晴らしかったです。
単に見た目をバギーズに近づけただけではなく、バギーズとは異なる工夫もあって、パタゴニア愛用者の夫も凄く気に入っていました。
ベーシックカラーは頑丈で履き心地の良いバギーズ、派手色はお手頃価格のスイムアクティブショーツ、と使い分けても楽しそうですね♪
どちらもメンズですが女性も履けるので、私も1枚買おうか検討中です。

ユニクロもパタゴニアも素晴らしい♪
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