東京九州フェリーの乗船レポート。
初めての船旅でしたが、船内はプチ豪華客船、部屋はビジネスホテル並み、海の上で露天風呂も楽しめて、想像以上に快適でした。
横須賀港から新門司港まで、あっという間に感じるほど。すっかりフェリー旅にハマりました。
東京九州フェリー 乗船記(口コミ)
外観・船内

珍しく夫が「どうしてもフェリーに乗ってみたい!」と言うので、評判の良い東京九州フェリーを予約しました。
自家用車ごと乗船し、神奈川県の横須賀港を23時45分に出発。福岡県の新門司港には、翌日の21時ちょうどに到着します。
フェリーは子供の頃に短距離を一度乗ったきりで、大部屋で雑魚寝するイメージがあったのですが…。

えっ、豪華客船じゃん!!!
…と思わず心の声が口から漏れてしまうほど、ホテルのロビーのような美しい内装で驚きました。
吹き抜けの開放的な空間は、フェリーの船内とは思えないほど。
乗客が自由に散策できるスペースは、案内所や売店がある4階、レストランがある5階、大浴場やスポーツルームがある6階に分かれています。

個人的には、5階のこの場所が1番お気に入り。
一人で読書に耽ったり、仲間と語らい合ったり、皆さん思い思いに過ごされていました。たまに窓から行き交う船や陸地が遠くに見えて、何だかホッとするんですよね~。
同じ階にワークスペースもあり、朝から晩までそこでPC作業されている方もいらっしゃいました。

6階のスポーツルームは、簡易ジムといった雰囲気。
ランニングマシンとサイクリングマシンがあり、食後の腹ごなしに少しだけ運動しました。利用者はほとんどいなかったです。
あと私は行きませんでしたが、プラネタリウムや映画上映をしているシアタールームもありました。

「船旅でしか味わえない絶景が見たい!」という方にオススメしたい場所が、船の前方に位置するフォワードサロン。
とても静かな空間で、船の進行方向の風景をのんびり寛ぎながら楽しめます。広いソファー席もあり。
乗船した翌日の昼間はガラガラだったのですが、夕方には海に沈む夕日を一目見ようと多くの乗客たちが集まっていました。

あぁ、自然は本当に美しいな…。
私の写真の腕前ではとてもお伝えしきれませんが、海が夕日の色に染まってゆらゆらと光の道が煌めき、胸を打つ美しさでした。ぜひご自分の目で体験して頂きたいです。
まわりの皆さんも「はぁー…キレイ」と感嘆の声を漏らしていました。良い思い出になったなぁ。
部屋(ステート)

今回選んだ部屋は『ステート』。4名定員のファミリーやグループ向けの標準的な部屋です。
他にも、専用テラスがある『デラックス』や、一人旅向けの『ツーリスト』、ペットと一緒に泊まれる『ステートウィズペット』などの部屋があります。
個室は、旅客運賃とは別にルームチャージ料金が発生する仕組みです。部屋の鍵はなく、スマホでQRコードを表示して開閉します。

『ステート』は、ビジネスホテル並みの広さがある部屋で、とても快適に過ごせました。
ティッシュ、歯ブラシ、タオル、室内着、お茶など、必要最低限の備品が揃っています。廊下に給水器があったので、飲料水にも困りません。

水回りはシンプルかつ清潔で、特に不便はありませんでした。
大浴場があるため、シャワールームは一度も使用せず。

ドア横には、小さめのワードローブ(客室クローゼット)が備わっています。
私は翌日に着用する予定の服を ハンガーにかけてシワを伸ばしておきたいタイプなので、こういう細かい配慮が有り難かったです。
部屋の奥にあるカーテンを開けば、目の前に海が広がります。

テレビは全くつけず、ベッドの上でゴロゴロしながら、おしゃべりしたり、本を読んだり。新門司港までの約21時間があっという間でした。
インターネットに繋がらない環境っていいですね。心にも時間にも余裕ができる。
夫はPCで仕事→アイデアに煮詰まったら大浴場でひとっ風呂浴びてリフレッシュ、という夢のような働き方をしていて、「ずっとここにいたい」と言っていました(笑)。

ちなみに、一人旅向けの『ツーリストA』はこんな感じ。
プライベート空間がしっかり確保されていて、なかなか快適そうだなと思いました。女性専用席もあります。
大浴場

5階にある大浴場&露天風呂。私は乗船前に入浴を済ませていたので、翌日の朝に利用しました。
もしかしたら、横須賀港から乗船した直後は混雑していたかもしれません。

新門司港に到着するのが夜21時のため、下船前に入浴を済ませる方も多いようです。
人混みを避けるなら、なるべく日中の利用がオススメ。それでも男湯に比べれば、女湯は比較的いつでも空いていると思います。(乗客の大半が男性なので)
ちなみに、シャワールームは24時間利用可能です。

展望大浴場はこんな感じ。脱衣所も洗い場も、広々としていて快適でした。
タオルは部屋から持参する必要があります。綿棒やコットンなどのアメニティーはありませんでした。シャンプー類は用意あり。
サウナは利用しませんでしたが、たっぷり汗を流した後に海風にあたるのは、とても気持ち良さそうです。
そして、楽しみにしていた露天風呂は…。

うわー!潮風が気持ちいいー!!
もう控えめに言って最高でした。本当に海の上なんでしょうか。露天風呂のクオリティーが高い、高すぎる。
青い海をぼーっと眺めながら、貸し切り状態の露天風呂にゆったり浸かって、ちょっとのぼせてきたら海風にあたって涼んで…の繰り返し。
とんでもない贅沢ですよ、これは。人生で一度は味わった方がいいです、絶対。言いすぎ?
レストラン

5階のレストランは、広々として明るい雰囲気。私は乗船中に一度だけ、ランチで利用しました。
奥にはデッキに繋がる扉があり、外で海上BBQを楽しんでいるグループも。BBQは乗船時に事前予約が必要だそうです。
レストランの営業時間以外は、フリースペースとして開放されています。

唐揚げ定食を注文しましたが、脂身が多くてちょっと苦手だったかな…。
門司港カレーなどのご当地メニューを注文すれば良かった。あと船内なので当たり前ですが、結構割高です。

自販機のカップラーメンや、乗船前にコンビニで買ったものを食べている方も多く、次回は私もそうしようと思いました。(朝食はコンビニで買いました)
東京九州フェリーのオススメ度

- 料金:★★★(乗用車ありだと高額)
- 眺望:★★★★★★(文句なし!!!)
- 船内:★★★★★(ホテルのような内装)
- 部屋:★★★★
- 大浴場:★★★★
- 露天風呂:★★★★★★(潮風が気持ち良い)
- 食事:★★★(割高な印象)
- 接客サービス:★★★
総合:4.2点(5点満点中)
⇒ フェリーならではの絶景を楽しみたい方、ラクに長距離移動したい方、旅先で自家用車に乗りたい方、デジタルデトックスしながら寛ぎたい方にオススメ!
今回は旅客運賃+ルームチャージ料金+乗用車運賃がトリプルでかかったため、結構な出費でした。
ただ計算すると、飛行機+現地でレンタカーを利用する場合と大して金額は変わらないので、「何もない海の上で長時間過ごせるか」が1番の問題ではないかと。
私は乗船してすっごく良かったです。フェリーに対する印象が大きく変わりました。
何もしないでのんびりする時間も、人生に必要だと思います。

フェリー旅にすっかりハマりました
▼ 九州で泊まったペンションはこちら
▼ 旅行記いろいろ書いています





