片頭痛(偏頭痛)に悩まされて20年。
自分ではコントロール出来ない原因もありますが、視覚刺激を抑えたインテリア&ファッションに変えてから、片頭痛が起こる回数が少なくなりました。
片頭痛の症状や原因、私が実際に効果のあった対策をご紹介します。
※記事の内容は、全ての片頭痛に当てはまる訳ではないのでご注意下さいm(__)m
片頭痛(偏頭痛)とは
片頭痛の症状
片頭痛は、脳の血管が急激に拡張する → 周囲の神経が刺激される → 炎症が発生することによって起こりますが、実はまだハッキリとした原因は解明されていません。

- ズキンズキンと脈打つような痛み
- 約6割は片側、約4割は両側
- 生活に支障をきたす(寝込むなど)
- 頭の位置を変えると痛みが増幅する
- 光や音、ニオイなどに敏感になる
- 吐き気や嘔吐を伴う
- 女性に多い(男性の約3倍)
片頭痛の原因(トリガー)
片頭痛の引き金は人によって様々。前兆として、閃輝暗点と呼ばれる視覚異常(ギザギザした光が見える)が起こる場合もあるそうです。

- 天候や気圧の変化(梅雨、台風シーズンなど)
- 寝不足やストレス(寝過ぎ、ストレスから解放された時も要注意)
- 視覚刺激(強い色や柄モノ)
- 眩しい光(夏の強い日差し、PCやスマホのブルーライト)
- 強いニオイ(香水、香りの強い洗剤など)
- 大きな音
- 空腹で血糖値が下がった時
- 女性ホルモンの変化(月経、排卵)

また、血管を拡張・収縮させる成分が含まれている食品を摂取することによって、片頭痛が起こる場合も。

その他、ピーナッツや柑橘類も片頭痛にはあまり良くないようです。
片頭痛を誘発する食品は人それぞれなので、特定の食品を摂った時に頭痛が起こったら、次からその食材を避けるようにすればOKだと思います。
頭痛薬の飲み過ぎに注意
頭痛薬を2~3日に1回のペースで服用していると、禁断症状として頭痛が起こるので要注意。
なるべく頭痛薬に頼らなくて済むように、日頃から自分で出来る片頭痛対策を行って予防することが大切だと思います。

自分で出来る片頭痛対策・対処法

それでは一体どうやって片頭痛を防げば良いのか。自分の片頭痛のトリガーが分かったら、出来るだけそれを避けるのが最も有効な対策です。
私の場合、天候や気圧の変化、月経の他に、強い色や柄・眩しい光による視覚刺激と、化学的なニオイから片頭痛が起こりやすいことが分かりました。
下記は、私が自分の出来る範囲で実行している効果のあった対策や対処法です。
- インテリアやファッションは、無地&落ち着いた色で揃える
- 日差しの強い夏は、サングラスや日傘を使用する
- PCやスマホを長時間使用したり、暗い場所で見ない
- ニオイの強い洗剤や柔軟剤は避ける
- チョコやピーナッツは控えめに
- カフェインの入ったドリンクを飲む(コーヒーや緑茶など)
- 頭痛を和らげるマグネシウムとビタミンB2を積極的に摂る
- 頭痛がしたら、暗くて静かな場所で横になる(頭痛時は入浴NG)
- 〃 額やこめかみなどを冷やす
どれもそれ程難しくない対策なので、私と似たような原因で片頭痛が起こる方は、ぜひ試してみて下さい。
試行錯誤しながら、自分に合った片頭痛対策を探しましょう!
視覚刺激をミニマル化する
ここからは、視覚刺激を抑えたインテリア・日用品・ファッションの具体例を、NG例も含めてご紹介します。
ポイントは“無地・落ち着いた色・目に入る情報量を減らす”です。
インテリア編
我が家のLDKは、目に優しいモノトーン×ナチュラルでまとめています。

眩しさで片頭痛が起こるタイプの場合、部屋の壁紙や家電は真っ白では無い方が良いそうです。
我が家の壁紙は真っ白ではなく、ほんのりグレーがかった白を選びました。おかげで特に眩しさを感じることなく、快適に過ごしています。

収納出来ない家電は、どうしても目に入りやすいので黒やグレーで揃えました。
食器棚は白&奥の壁紙はレンガ模様ですが、淡いトーンなのでそれ程気になりません。

モノがあふれていると目がチカチカしやすいので、なるべく数を減らしてシンプルな空間にするように心掛けています。
個人的に「失敗したな~」と思っているのが、天井のダウンライト。画像でも分かるとおり、見上げた時にかなり眩しいです・・。
▼ インパクトの強い色や柄は、片頭痛持ちのインテリアには向きません

日用品編
ごちゃごちゃしやすい洗剤は、シンプルな容器に移して収納しています。

そのままのパッケージだと、商品名や説明文など目に入ってくる情報量が多過ぎて無意識のうちに疲れてしまう為です。
他の日用品はケースに入れて目隠し。これで収納スペースのドアを開けた瞬間に目がチカチカすることが無くなりました。

毎日必ず使う日用品に対策を施せば、日常生活における視覚刺激をだいぶ抑えることが可能です。
▼ 色がバラバラ&文字が多いと、情報過多で視覚刺激に繋がります

ファッション編
私のワードローブは無地&ベーシックカラー(モノトーン・ネイビーなど)ばかり。

柄モノや派手な色も好きなのですが、自分に似合わないこともあり、数年前から全く着ていません。
過去に自分の着ている総柄の服や、駅で前に並んでいた方の幾何学模様の服を見て、片頭痛が起こったことがあります。(じっと見つめてしまった私が悪いです)
その経験から夫にも協力して貰い、夫婦のクローゼットは落ち着いた色の服でまとまっています。夫は元々シンプルな服が好きなので助かりました。

子供の服は本人達の自由にしていますが、蛍光色やド派手な柄は好みではないようでホッとしています。
片頭痛を防ぐ為には同居している家族の協力が欠かせないので、片頭痛の症状やトリガーなどをきちんと説明しておいた方が良いと思います。
▼ 目がチカチカする柄や、キラキラした素材は避けましょう


片頭痛に苦しんでいる方へ
私がTwitterを始めて知ったのは、片頭痛に苦しんでいる方がとても多いということ。
私は家族にも友人にも片頭痛持ちがいないので、片頭痛の見えない痛みを誰とも共有出来ず、職場でも理解して貰うまでに時間が掛かりました。
しかし、今は「悩んだり苦しんでいるのは自分だけでは無い。自分の知識や経験を共有して、皆で片頭痛を改善したい」という前向きな気持ちでいます。
片頭痛仲間であるくりかわさん(てぬき生活のすすめ)に、視覚刺激についてお伝えしたところ、即行動に移して下さって嬉しかったです(^^)

今回の記事は「少しでも片頭痛に苦しんでいる方の役に立てればいいな」と思って書きました。
片頭痛は本当にツライですが、自分で出来る対策を頑張って、なるべく未然に防いでいきましょう。

片頭痛を完治する治療法が早く見付かりますように
▼ LDK以外の部屋も視覚刺激に注意しています
▼ ワードローブは落ち着いた色ばかりです