埃がつかない素材のあったか黒パンツってなかなか見つからないですよね。
数種類の裏起毛黒パンツを試した結果、こたつで寝転んでもあまり埃が目立たないタイプを発見しました。
埃を取るのは面倒だけど、冬でも黒パンツを履きたいズボラさんにオススメです。

こたつの住人の皆様の為、自腹を切って調査しました!
ホコリがつきにくいか黒パンツを実際に履いて検証
アンドイット ぽかぽか楽ちんモームパンツ

- ホコリのつきにくさ:★★★★(ほとんどつかない)
- 素材:(表)レーヨン75%、ナイロン20%、ポリウレタン5% ※2022ver
こたつやカーペットで寝転んでも、ご覧の通りホコリがほとんどつかない優秀な黒パンツ。

ついても手でサッと払えば簡単に取れるので、そのまま外出しても大丈夫。
柔らかい生地&背面ウエストゴムで、ジャージのようにリラックスして履けます。

オフィスよりも自宅や近所で過ごす時間が長い方向けかな。
裏地がフリースになっていて結構暖かいです。商品説明によると2枚仕立てで風を通しにくいとか。

- こたつで寝転がってもホコリがつきにくい
- ついても手で払えば簡単に取れる
- 背面ウエストゴム&ジャージのような着心地でラク
- 裏フリースで暖かい
- ファスナーがYKK製

- 生地に化繊特有の光沢がある(人によっては安っぽく見えるかも)
- 足首まわりがフィットせず冷気が侵入しやすい
- ストレートに近い太めのシルエットでややもっさり感あり
- キレイめよりカジュアルコーデ向き
- ウエストが大きい
- 身長160cm以上には丈が短いかも(157cmでくるぶしくらい)
生地に光沢がある為、人によってはジャージみたいで安っぽいと感じるかも知れません。
ストレートに近いシルエットなので、レギュラー丈くらいの靴下を履かないと足元から冷気が侵入して少し寒いです。
とはいえホコリがつきにくいメリットが大き過ぎて、デメリットはそんなに気になりません。こたつ好き黒パンツ難民はこれを買えば間違いなし。

自宅でゴロゴロ過ごしたい日に最適♪
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アンドミー 裏起毛ツイルスキニーパンツ

- ホコリのつきにくさ:★★(やや目立つ)
- 素材:(表)レーヨン75%、ナイロン20%、ポリウレタン5% ※2022ver
前述のアンドイットには劣りますが、一般的な綿素材の黒パンツよりもホコリがつきにくいと感じました。

オフィスでも履けるくらいきちんと見えるのに、よく伸びるストレッチ素材で動きやすく、特にウエストまわりがラクです。
お腹をすっぽり包んでくれるので、暖かくて安心感があります。背面はギャザーの無いフラット仕様でトップスインしてもOK。

裏地はアンドイットと似ていますが、こちらの方が控えめのふわふわ感です。

履いた時のシルエットは、アンドミーの方が膝下がスッキリしていて野暮ったく見えない気がします。

- コットンライクな生地感で化繊特有の光沢なし(日差しに当てるとやや光沢あり)
- ウエストが伸びる&ストレッチ素材で着心地がラク
- スキニーよりゆったりめ、野暮ったく見えない
- 股上深めのハイウエストで安心(157cmでへそ上4cmくらい)
- 裏起毛で暖かい
- オフィスでも着用OK
- ボタンがマットブラックで目立たない

- ホコリがやや目立つ(綿素材の黒パンツより目立たない)
- 足首まわりがフィットせず冷気が侵入しやすい
- 他の黒パンツより少しだけ重い
- 履いているうちにウエストが伸びてくる
- 前ポケットが浅く、スマホを入れると落ちそう
裏起毛にしてはシルエットがキレイめで、ホコリもそこまで気にならない為、万人にオススメ出来る黒パンツです。
“苦しくないハイウエスト”が大人には本当に有り難い。個人的にはもっと足首まわりがフィットすると嬉しいなと思いました。
※同じアンドミーの裏起毛デニムスキニーパンツ(ブラック)は綿70%の混紡素材でホコリがつきやすい為、お間違えのないようにご注意下さい

裏起毛パンツにありがちな野暮ったさが少ない
グンゼ 裏起毛スキニーパンツ

- ホコリのつきにくさ:★★★(あまり目立たない) ⇒ 数回洗濯後★★
- 素材:レーヨン75%、ナイロン22%、ポリウレタン3% ※2022ver
こたつやカーペットで寝転ぶとホコリはつきますが、あまり目立たない気がします。

ただ、数回洗濯した後は新品よりもホコリがつきやすくなった気が。
ホコリのつきにくさなら、同じグンゼの裏起毛ではない通常ver(春夏向け)の方が優秀かも。
商品名はスキニーパンツですが、レギンスに近い感覚です。ファスナー無しのウエストゴムでスルッと履けるのが魅力。

裏地は微起毛で防寒対策としては心もとないと思います。その分着太りせずにスッキリ着られるので、細見え効果は1番です。

- ホコリはつくが、あまり目立たない
- ウエストゴム&ストレッチ素材で着心地がラク
- スキニーとレギンスの中間くらい、脚が細く見える
- ファスナー無しで着脱が簡単
- 裏起毛パンツにしてはお手頃価格
- 数回洗濯後、新品よりホコリがつきやすくなった
- 薄手の生地&裏地が微起毛で真冬は厳しい
- 暖かさは履いた時にヒヤッとしないレベル
- 前ポケットがフェイク
- 洗濯するとシワになる(履けば気にならない)
こちらを履いていたら「痩せた?」と友人に聞かれました。
秋や春先にピッタリですが、真冬の外歩きは厳しいと思います。車移動がメインの方、リモートワークの方に最適です。

防寒よりも細見え重視の方向け
試着してホコリが目立ったあったか黒パンツ

購入には至りませんでしたが、試着or店頭に並んでいる時点でホコリが目立っていたあったか黒パンツを参考までに載せておきます。
どれも素晴らしいパンツで普通に着用する分には問題ありませんが、こたつやカーペットで寝転ぶには不向きです。
※全て2022verの情報なので、素材や仕様が変更になっている場合があります
フェリシモ 裏ボアパンツ

素材:(表)綿98%、ポリウレタン2% ※2022ver
しっかりとした裏ボアで暖かいが、ブラックはホコリがつきやすい。
ダークカラーで選ぶなら、グレーデニムがオススメ。
しまむら 裏地あったかプレミアムパンツ

- 素材:綿61%、ポリエステル20%、レーヨン17%、ポリウレタン2%
- 素材:ポリエステル34%、綿32%、レーヨン32%、ポリウレタン2%
※どちらも2022ver
ベロアのような裏地&防風フィルムで自転車乗りにピッタリ。
同じブラックでも素材が2パターンあるようで、綿がメインの①はホコリがつきやすい。

ポリエステルがメインの②は①よりもホコリが目立ちにくいが、恐らくこたつやカーペットで寝転ぶには不向き。
▼ 楽天で防風シート入りの裏起毛デニム
を発見
ユニクロ ヒートテックタックパンツ

素材:ポリエステル59%、レーヨン30%、アクリル7%、ポリウレタン4% ※2022ver
ヒートテックの吸湿発熱機能とシルエットの美しさを兼ね揃えているが、生地の表面に凸凹がありホコリがつきやすい。
ブラックよりも、グレーの方がホコリが目立たないのでオススメ。
green label relaxing ウラキモウスティックパンツ

素材:ポリエステル52%、レーヨン33%、アクリル12%、ポリウレタン3% ※2022ver
微起毛&ストンとしたシルエットで美脚に見えるが、生地の表面に凸凹がありホコリがつきやすい。
ブラックよりも、淡いカラーの方がホコリが目立たないのでオススメ。
アンドミー 裏起毛デニムスキニーパンツ

素材:(表)綿70%、ポリエステル26%、ポリウレタン4% ※2022ver
同じアンドミーの裏起毛ツイルスキニーパンツ(化繊)と似たようなシルエットだが、こちらはもっとホコリがつきやすい。
ブラック以外のカラーを選んだ方が◎。

綿素材or表面が凸凹している黒パンツはホコリがつきやすい印象
ホコリがつきにくい&つきやすい黒パンツの見分け方
- 生地の表面がさらっとしている
- 静電気が発生しにくい素材(組み合わせ)
- 生地の表面に凸凹感がある
- 天然繊維でも化学繊維でも織り方によってはホコリがつく
生地の表面に凸凹感があるとホコリがつきやすくなります。
化学繊維が多いほど表面がさらっとして凸凹感が少なくなるそうで、これが綿素材の黒パンツにホコリがつきやすい原因かも知れません。

こたつの住人は綿素材×黒を避けた方が良さそう
また、静電気が発生しやすい素材の組み合わせにも要注意です。

プラス素材とマイナス素材が擦れ合うと、静電気が起こりやすくなります。

ポリエステル×レーヨン混紡の黒パンツって多いような…
今回比較した黒パンツは、どれも似たような素材と割合だったのに結果が異なった点が大変興味深かったです。

同じ素材を使っていても織り方などでホコリのつきにくさは変わることが分かりました。

ホコリがつきやすい原因は色々あるんだな
1番ホコリがつきにくい黒パンツはこれ!
これはもう完全にアンドイットの圧勝ですね!

完全につかない訳ではありませんが、こたつで寝転んでもこんなにホコリがつきにくい裏起毛黒パンツは初めてかも知れません。
このまま仕様が変わらないことを願います。今後スキニーverが登場したら嬉しいな~。

服は実際に試して失敗してみなければ分からないこともある。散財しましたが、この結果が少しでも皆様のお役に立てればいいなと思います。今回比較した中から1本だけ残してあとは譲る予定です。

勉強になったので挑戦して良かったです^^