ミニマリストになる前の私は、自分にとって本当に必要なモノが何なのか分かっておらず、ブランド品も「名品だと紹介されていたから」という理由で購入することが多かったです。
そういった他人軸(世間の価値基準)で手に入れたモノは、もう残っていません。
※記事内のアイテムは私と相性が合わなかっただけで、すべて素晴らしい品質のモノばかりです。
オールドイングランドのダッフルコート
私はダッフルコートが大好きで、オールドイングランドは憧れのブランドの一つでした。

しっかりとした厚みの上質な生地、高級感のあるトグル、美しい細身のシルエット。とても丁寧に作られていて、高価でも納得のいく品質でした。
ただ、私にはかなり重くて着用する度に肩がこってしまい・・。
それをストレスに感じて、だんだん着たいと思うことが少なくなり、ついには憧れのコートを手放しました。
この経験を通して、私には重たいコートは必要ないと実感。若い頃なら気合いで着続けたと思いますが、大人になって着心地の良さを重視するようになりました。
▼ 現在は軽いコートしか持っていません

憧れだけでは失敗しやすい。今の自分に合うかが大事
カルティエの腕時計
昔ヨーロッパ旅行の際に、ふらっと立ち寄ったカルティエで出逢いました。

洗練された文字盤のデザインや、スティールの硬質な輝きに一目惚れ。
尊敬する先輩が愛用していたことや旅の高揚感で、普段腕時計をつける習慣が無いにも関わらず、思い出にと勢いで購入。
案の定ほとんど使用することなく手放しました。あまり使った経験が無いモノを、深く考えずに購入したので、当然の結果だと思います。
私に高価な腕時計は必要ありませんでした。

良いモノを購入しても、使わなければ意味が無い
エルメスのバーキン
エルメスによく訪れていた頃、当時の担当さんにご紹介頂きました。

雑誌やSNSなどで一生モノとして取り上げられることが多く、「バッグといえばバーキン」という考えが頭にあったのだと思います。
一流の技術を持つ熟練の職人さんが、厳選された素材を使って何日もかけて製作しているので、品質が素晴らしいことは言うまでもありません。
しかし、ショルダーストラップが無い・管理に気を遣う・アイコニックで目立つ点から、今の私には向いていないと判断し手放すことに。
▼ 私がバッグに求めている条件
名前の由来になった女優ジェーン・バーキンのように、さらっと自然体で持てたら最高にカッコイイですが、私には難しかったです。

「どんなに素晴らしいバッグでも、今の自分のライフスタイルに合わなければ意味が無い」と強く実感しました。
もし今後エルメスでバッグを購入する機会があるなら、ショルダーストラップ付きでコンパクトなケリー25が欲しいです。
バーキンも年齢を重ねていつか自分に似合うようになれば、また手にする日が来るかもしれません。

誰かの一生モノ=自分の一生モノとは限らない
▼ 現在手元に残っているエルメスのバッグ
失敗して気づいたこと

このようにブランド品の購入で今までたくさんの失敗をしてきましたが、あまり後悔はしていません。
一度手にしてみないと分からないことがありますし、自分にとって本当に必要なモノを知る為のヒントを与えてくれたからです。
最初から少数精鋭の状態にするのは私には難しかったと思うので、失敗があったからこそ辿り着けたのだとポジティブに捉えています。
\ ブランド品は購入する前に試すのも◎ /
まとめ

「ミニマリストにブランド品は必要ない」「ミニマリストだからこそ長く使えるブランド品が良い」どちらの考えも理解出来ます。
“ミニマリストはこうあるべき”という考えに縛られず、ミニマリストの数だけ正解があるのだから、自分の好きなように楽しめば良いと思っています。
ブランド品を選ぶ際は、ブランド名や見栄で選ぶのではなく、品質や美しさ、何より自分の好きという気持ちを大切にしたいです。

これからもブランド品と上手に付き合っていきたい